事業を営んでいると、幅広く知ってもらう事は新規顧客開拓やイメージアップにつながります。そのために企業は広告活動を行いますが、比較的手ごろな予算で実施できるのがポスターなどの静止画による公告、ある程度の費用はかかっても大きな効果が見込まれるのがテレビコマーシャルなどの動画です。営業車は街なかを移動しているので、動いているものは止まっているものよりも目につきやすく、自社広告のラッピングを行えば、特別に費用をかけなくても大きな効果を見込むことができます。また、企業向けの商品やサービスを取り扱う場合は駅ちかなどのビジネス街を、家庭向けの場合は住宅街を移動することが多いので、営業車の走行エリア自体が自社商品やサービスの潜在需要を持っている可能性が高いのも魅力です。
一方でラッピングをする場合、いい意味でも、時には悪いイメージでも目立ってしまうことが多いので、駐車違反やマナー違反の運転を行えばそれも印象づいてしまうため、ラッピング車両の営業車運転中は常に会社の看板を担いでいることを自覚することがポイントです。また、ラッピングは車の上からの塗装になるので、中古車としてのリセールバリューに影響します。車自体の走行性能に影響がなくても、ラッピングされているとその会社以外の人が乗るのは難しいので、中古車としての価値は下がる可能性が大きいです。そのため、自社仕様に塗装した車は短期間で買い替えや乗り換えをせずに、5年以上の長期にわたって乗り続けると経済的です。